フォルクスワーゲン ポロ / VOLKSWAGEN POLO |
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フォルクスワーゲン ポロは、2009年10月にフルモデルチェンジを行いました。 当初は4ドアのコンフォートラインのみのラインネップでしたが、2010年6月にエンジンが変更されました。 ポロの外観デザインとしては、ゴルフなど他のフォルクスワーゲンのデザインに準じたデザインに一新、かなり大人っぽくなりました。 フロント周りでは、バンパーを斜めにカットしたデザインが個性的です。 グリルからヘッドライトにつながるデザインと上手くあわせて、すっきりしつつ個性を感じるデザインを採用です。 サイドはほとんどまっすぐ立ち上がっているのですが、タイヤ廻りのアーチやドアのくびれでデザインに動きを追加。 なかなか上手く動きのあるデザインを取り込んでいます。 ルーフのラインも、後ろに向かってなだらかに落ちるラインが、スッキリのなかにもスポーティーを取り込んでいる印象なのです。 リア廻りもサイド同様のくびれを加えて、一体感のあるデザインコンセプトで仕上ます。 部分ごとに見るとトレンドを素直に取りいれているだけのようにも感じますが、不思議に個性的なまとまりを見せるデザインにまとめ上げているのです。 新型ポロはスッキリスポーティーな方向にデザインを振った、まとまりのいい新型デザインといえそうです。 ポロの内装ではシートのしっかりした作りは相変わらずで、信頼感があります。 インパネ周りはコンパクトにまとめた印象がある、スポーティーなデザインが基本となります。 角を丸めた四角のデザインを多用し、全体を凝縮してまとめ上げた印象です。 仕上の質感も高く、なおかつ操作性も良さそうなところに好感が持てます。 上質コンパクトというより、外見同様スポーティーさに振った良質デザインにまとまっているといえるでしょう。 ハイクオリティーさをキープしたまま、スポーティーに鍛え上げたという印象なのです。 収納関係は、数は少なめですが、一つ一つにたっぷり収納できます。 無駄を省きつつ、しっかり使い勝手を考えているところは、実用車の鏡ともいえそうですね。 新型ポロのボディーは、前作から全長80mm、幅20mm拡大です。 高さは5mm減っていますが、最低地上高が5mm下がっているので、実質同じといって良いでしょう。 高さが変わらず幅が増えて、さらに水平を強調したデザインで、安定感があります。 大きな変更が二つ、トレッドが40mm以上広がり、60kg(エンジン変更により40kg)も軽くなったのです。 トレッドが広がり、持ち味の安定感がさらに増しました。 そして最大のポイントは、安全性をユーロNCAPで最高水準を確保しつつ、車重が軽くなっている点です。 省燃費に貢献しますし、曲がりやすく止まりやすくなるはずです。 クルマの軽量化は、今後のトレンドとなる可能性があります。 ポロの特筆すべきは燃費で20.0km/Lを記録、エンジン変更によって前作より6.8km/Lも向上となりました。 プレミアムガソリンを考慮しても、日本のコンパクトカーとほとんど同等の好燃費を獲得しているのです。 輸入車としては画期的ともいえるでしょう。 エンジンは、当初のエンジンは前モデルと基本が同じ1.4Lながら、パワーは4KW(5PS)アップです。 ほとんどスクエアのDOHCですが、比較的低い回転数で実力を発揮するタイプです。 トルクは前モデルと同じ、発生回転数が日本の車のエンジンより低めなところは、相変わらず真面目で実用的なつくりといえるでしょう。 2010年のエンジン変更で1.2Lのシングルカムエンジンながら、スーパーチャージャーとターボチャージャーを組み合わせてパワーは77kWでトルクが175Nmと、スポーティーグレードに匹敵するエンジン性能を確保しています。 オールレンジでトルクがあるので、扱いやすいパワフルエンジンを搭載となりました。 足回りは基本は前ポロと同じながら、さらに落ち着いた足回りになっているようです。 タイヤはサイズは同じものの半径がワンサイズ大きくなり、バランスのいいサイズといえそうです。 新型ポロの全体的には、スポーティーさをやや強調したモデルチェンジといえそうです。 外部や内部のデザイン面から軽いボディーまで、実用的なクルマからスポーティーなクルマに焦点を少し変えた印象を感じます。 元々真面目な作りなので、より幅広い人を対象としたクルマに進化したともいえるでしょう。 ようやく1.2Lターボエンジンが搭載され、本領発揮といった印象のクルマとなりました。 用語について フォルクスワーゲン ポロのグレード一覧です。
2009年10月フルモデルチェンジ・2010年6月エンジン変更 data:2010/06/03 フォルクスワーゲン ポロの仕様と装備へ ページトップへ 車を考える部屋 |
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