用語について
 

 


ここは車に詳しくない方のための用語集です。
正確な説明ではなく、大まかな考え方を説明しています。
FF
エンジンをフロント(F)に置き、車の前輪(F)のみを加速の動力として使用する駆動方式。
FRはフロントエンジン後輪(R)駆動、MRは、真中(後輪車軸より前でシートより後)エンジン(M)後輪駆動、4WDは4輪全部で駆動します。
ホイールベース
車の前輪と後輪との間隔。
一般的に長いと内部空間が広くなり、直進走行時の安定性が増します。
逆に短いと内部空間は狭くなりますが、コーナーを回り易くなります。
ロングストローク
エンジン内で動くピストン(円筒形です)が、直径より行程(=動く長さ=ストローク)の方が長いエンジンのこと。
トルクを得やすいが、回転数が上がりにくいのでパワーを得にくいという特徴があります。
スクエア(ストローク)
エンジン内で動くピストン(円筒形です)が、直径と行程がほぼ同じ長さのエンジンのこと。
トルクとパワーの中間型です。
ショートストローク
エンジン内で動くピストン(円筒形です)が、直径の方が行程より長いエンジンのこと。
パワーを得やすいが、トルクを得にくいという特徴があります。
モジュラー設計
いくつかの排気量のエンジンを作るとき、直径を同じにして、行程だけを変化させることで排気量を変える設計方法。
エンジン上部の形が同じになるので、部品を共通化できる利点があるが、その中の一つの排気量に最適な設計を行うことは難しいです。
トルク
エンジンのある回転数でのタイヤを回転させようとする力のことで、回転数によって変化します。
この力が最大になったときの力を最大トルクといい、この最大の時の回転数によってエンジンの性格が分かります。
この回転数が低ければ、走り出しは力強いですが、回転が上がるにつれ徐々に力がなくなります。
この回転数が高ければ、走り出しは多少頼りないですが、回転が上がると元気になります。
パワー
エンジンの回転数×トルク=パワーとなります。車を動かす力のことです。
DOHC(ツインカム)
エンジンの頭部分の形式。燃料を入れる部分と排気を出す部分とを別々にコントロールして、エンジン回転数の限界を高く出来る(=パワーがでる)反面、エンジン重量が重くなります。
SOHC(シングルカム)
エンジンの頭部分の形式。燃料を入れる部分と排気を出す部分を同じカム(給排気用の弁を動かす部品)でコントロールします。エンジン重量は比較的軽くなりますが、高回転での力が弱くなります。
トルコン
最も一般的なギアです。オートマといったら大抵これを指します。
CVT
エンジンの力をベルトで伝えます。
力を伝える効率はトルコンより高いですが、アクセルの操作に対する加速感が独特です。
クラッチレス
クラッチ操作を車がやってくれるもの。
手動でギアを変えるものと自動でギアが変わるものがあります。
サスペンション
形式はほとんどの車マクファーソンストラット(フロント側)という形式です。
名称に多少の差はありますが、基本的には同じものです。
RV系の車ではマルチリンク(3リンクや5リンク)がほとんどとなりますが、この形式はタイヤの位置が大きく変わってもタイヤの角度をきちんと維持できるという特徴があるので、デコボコ道の走行が前提の本格RV車には不可欠な形式です。
3リンクより5リンクの方が、よりタイヤ位置を正確に保つことが出来ますが、タイヤ廻りが重くなるので一般道での乗り心地が悪化する可能性もあります。
対地障害角
デコボコ道で走る際、どの程度の角度の変化がある道まで走行できるかを示す角度のことです。
フロントはアプローチアングル、中央部はランプブレークオーバーアングル、リアはディパーチャーアングルと呼びます。



 
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