スズキ スプラッシュ / SUZUKI SPLASH |
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スプラッシュはスズキの新しいコンパクトカーで、今回で2回目のマイナーチェンジを行いました。 フロント部分のデザイン変更がチェンジのポイントで、装備やメカニズムや燃費はほとんど変わっていません。 スプラッシュの外観のベースはスイフト(先代)ですが、デザイン面ではターゲットを変更したのか、かなりスポーティーなフロントデザインを採用です。 フロントデザインの基本要素はスイフトから受け継いでいるのですが、形が高く丸くなったことで、意外な存在感も感じます。 そして今回のモデルチェンジでは下の部分を絞り込み、最近流行の大きなグリルを採用してスポーティーな印象を強めているのです。 サイドラインは窓やドアパネルの形が、動きや流れを感じさせる元気なデザインといえるでしょう。 リア廻りは真ん中が折れたような、ちょっとラクティスを思い出させるようなデザインでもあります。 マイナーチェンジでバンパーにエクボが入り、デザインの個性を高めているようです。 スプラッシュには結構いろいろなデザイン要素が入っているものの、全体としてはスポーティーさや軽快さを感じさせてまとめています。 スプラッシュのインテリアは、マイナーチェンジでも基本は変わりません。 インパネ部分のカラーが変更となり、引き締まった印象となりました。 丸をモチーフにしたセンターメーターが、新しいレトロを感じさせます。 大胆な造形の中にも、シンプルでクリーンなイメージを強調するコンセプトが感じられます。 操作系はコンパクトにまとめてあるので、使いやすそうですね。 シートの作りは標準的のようですが、コストを考えると優秀ともいえます。 安全面でもカーテンエアバッグや後席3名分の3点式シートベルト&ヘッドレスト装備。 さらに、歩行者保護の衝撃吸収ボンネットフードなどにより、高い安全性を確保しています。 ESPも備わり、ヨーロッパの高い安全基準を満たすコンパクトカーという魅力はそのまま受け継いでいます。 スプラッシュのメカニズム面では、ボディーサイズはマイナーチェンジで長くなりましたが、その他は基本的に前回のマイナーチェンジの後と同じです。 スイフトの1.2Lグレードより50kg重いのは、高さを考えれば仕方のないところでしょう。 ホイールベースもスイフトより若干短いものの、トレッドは同等です。 後席の足元は、若干狭さを感じるかもしれません。 エンジンはスイフトの新しいエンジンと同じで、排気バルブも可変タイミングです。 最大出力67kwを6,000rpmで発生、最大トルク118Nmを4,800rpmで発生しますから、かなりの高回転型のエンジンとなります。 JC08モードで19.6km/Lと、背が高いコンパクトカーの中ではそこそこ優秀な燃費を獲得しています。 幅変速機付きのCVTが、燃費に効果を発揮しているようですね。 とはいえ室内などのサイズを考えると、標準的な燃費となるのかもしれません。 スプラッシュの足廻りは先代スイフトと同等ですが、高いボディーにあわせたチューニングとなっているようです。 ブレーキは標準的、車重も標準的なので、問題ないレベルといえます。 タイヤにも手抜きがないのは嬉しいところです。 スプラッシュは、コンパクトで背が高いクルマの中では、よりコンパクトで安全装備が充実、そしてコストが安い点がポイントと言えそうです。 デザイン面でもコストを感じさせない、力の入ったデザインです。 また上手くコストダウンしたインテリアで、長く乗っても飽きないデザインといえるでしょう。 メカニズム面でもスイフト譲りのしっかりした作りで、燃費もかなり優秀です。 1.2Lなので速さは期待できませんが、元々そのような用途は狙っていないので、分かりやすい設定といえます。 スプラッシュはコンパクトで背の高いクルマの中では、安全面で手抜きのないしっかりした作りに加えて、安価な点とデザインの良さが大きなポイントとなりそうです。 若干小さめの室内でも装備とコストと燃費を同時に考えれば、かなりのハイレベルでまとまっているのです。 用語について スズキ スプラッシュのグレード一覧です。
2012年7月マイナーチェンジ data:2012/08/01 スズキ スプラッシュの仕様と装備へ ページトップへ 車を考える部屋 |
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