ニッサン キューブ / NISSAN CUBE |
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ニッサンのキューブが、フルモデルチェンジを行ないました。 デザイン上の大きな変更は、角が丸くなった点とフロント廻りにSUV風のデザインが入ってきたことです。 キューブの名前の割には、角が丸くなり、窓のコーナーのRも大きくなったので、丸い印象が加わりました。 フロント周りのデザインは、クラシックデザインからSUV風の普通のデザインに変更。 リア廻りについては、デザインの基本は前作と同様ですが、バンパー廻りの張り出しが強くなり、これまたSUV風デザインが入りました。 全体的に曲面を利用したことで、キューブのイメージが弱くなっている所が、ちょっとまとまりに欠ける印象となりました。 新鮮さが少なくなったデザインは、万人にも受け入れやすいデザインを狙ったのかもしれません。 しかし、ライバルのデザインに個性が強まっていることを考えると、今回のデザイン変更はマイナスになる可能性がありそうです。 内装についても、キューブではなく完全に丸くなりました。 シートの作りが比較的しっかりして、ウォークスルーできるのは前作同様です。 丸いメータに丸い造形、曲線を生かした造形は、デザイン単体で見ればまとまっているのですが、キューブとは待ったく別デザインとなりました。 新しいキューブの内装デザインは、万人向きのデザインとは言えるのですが、これだったらモデルの名称も変えたほうが良いのでは? と感じてしまいます。 前作には、ちょっと古臭さを感じる部分もあったのですが、それ以上に個性的デザインでした。 しかし新しいキューブのデザインでは、他のメーカーの背が高いクルマと同傾向で、個性を売りには出来ないデザインとなってしまいます。 メカニズム面では、ボディーサイズの増加が目に付きます。 全長で240mm、巾も25mm延長で5ナンバー枠いっぱいの幅になりました。 高さも10mm増えていますが、最低地上高も10mm増えているので、高さは実質変わらず。 ホイールベースも100mm増加と、内部空間の広がりが想像できる数値です。 空間の広さについては、マイルームがより使いやすく広がったといえそうです。 ただ、回転半径は0.2M拡大、それでも4.6Mですから優秀です。 車重も70kg増加したのはボディーサイズの拡大から仕方のないところですが、燃費も0.2km/L悪化しているのが残念なところです。 とはいえ、背が高いコンパクトカーとしては、他メーカーと比べると燃費は優秀といえます。 エンジンは前作と同様で、スクエアなツインカム。 最大トルク148Nmを4,400rpm最大出力80kWを6,000rpmで発生しているので、素直なつくりのエンジンといえそうです。 エンジン関係は2年前のマイナーチェンジで改良しているので、今回はそのままです。 4WD仕様があるので、雪が降る地域では有利となりそうです。 足廻りは一般的な作りで、タイヤサイズも175/60 R15と標準的です。 ブレーキもリアがドラムになりますが、クルマの性格を考えると問題無さそうです。 全体としては、このクルマはキューブではなく、他の名前にした方が良かったのかもしれません。 それくらいデザインの方向性が違ってきています。 サイドからリアに回りこむ窓のデザイン以外は、キューブというより、普通の背が高いコンパクトカーです。 車種を増やしたくないという事情もあるのでしょうが、個性が少なくなったキューブにどのような評価を与えるか、難しいところかもしれません。 ただ、クルマとしての出来は、燃費も含めて バランスよくハイレベルにまとまっています。 キューブという名前を考えずに、新しいクルマとして考えれば、内部のデザインも含めて よく出来たクルマといえるでしょう。 用語について ニッサン キューブのグレード一覧です。
2008年11月 フルモデルチェンジ data:2009/07/26 ニッサン キューブの仕様と装備へ ページトップへ 車を考える部屋 |
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