トヨタ iQ / TOYOTA iQ |
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コンパクトハッチバック iQ 仕様と装備 iQ ヴィッツ パッソ イスト ラウム マーチ ノート スイフト フィット デミオ ベリーサ コルト ミラージュ ブーン プント 500 パンダ イプシロン 208 ルーテシア トゥインゴ C3 DS3 MINI MINI clubman up! ポロ A1 ソニック お役立ちリンク |
トヨタ最小のクルマiQが、マイナーチェンジしました。 全長は軽より短い3M以下と驚きのサイズです。 デザインなどの基本は変わらず、バリエーションが広がりました。 全体の形としてはツーシーターのスマートに似ているのは、サイズを考えると仕方のないところでしょうか。 ギリギリの寸法なので、形のバリエーションを作りにくいのかもしれません。 フロント周りのデザインは同社のパッソを基本にブラッシュアップした印象で、まとめ方としてはパッソより綺麗です。 リア廻りはサイドまで回りこむガラス窓のデザインが独特。 バンパー一体の流れるようなデザインは、どこかで見たような印象があるものの、見事な造形といえるでしょう。 サイドの微妙な動きのあるデザインなどを含めて、サイズを考えると かなりがんばったデザインのボディーです。 安っぽさを感じないところが評価が高いデザインのクルマといえそうです。 内装は、質感としては一般的、ヴィッツ同等といえそうです。 マイナーチェンジでセンター部分の塗装が変わり、若干高級感がアップしています。 シートはヘッドレストを含めて独特の形状の薄型、クルマ自体に衝撃を吸収するスペースが少ない為か、シート自体にも衝撃を吸収する機能が与えられています。 マイナーチェンジで2シーターも追加、4人乗車が必要なければ、荷物を積みやすくなりそうです。 リアやサイドを含めて9エアバッグ装備に加えて、歩行者障害軽減ボディーまで採用という、ちょっと驚きの安全性能。 ただ気になるのは、その実用性で、クルマを小さく強度を強く作った為にこのような装備が必要になったのか、コンパクトカー標準以上の安全性を実際に発揮しているのか、非常に気になります。 内部のデザインはヴィッツを基本にシンプルかつまとまった配置がされていると思いきや、マニュアルエアコン仕様車はちょっと微妙なボタン配置。 オートエアコン仕様車はコンパクトにまとまった操作系といえます。 デザインは三角形のセンター部分が目に付きますが、デザインのまとまりは今ひとつ。 ばらばらなデザインのパーツを独特の三角形内に配置しただけで、まとまりに欠ける印象が強い点が残念なデザインです。 定員は基本的に4名ですが、リアシートはタイヤに邪魔されているので巾が狭く、トランクもないので、実質3シーターともいえます。 助手席前がえぐれたデザインなのは、スペース確保の涙ぐましい努力の跡、しかし、シートを前方に出されると、運転席からサイドが見えにくくなる欠点があり、これまた微妙なところでしょう。 逆に2シーターと考えると巾が十分確保されているので、非常に快適なクルマとなりそうです。 そこでマイナーチェンジで2シーターが追加、しかしベーシック装備というのがちょっと気になるところでしょう。 あえて2シーターを選ぶ人はこだわり派の人達が多いはずなので、装備も上級を求めそうな気がします。 内部のデザインはちょっと奇抜で、都会的というより、無理に新しさを強調しようとして外した印象です。 4名乗車というより2名乗車が基本、最大3名の核家族がターゲットのクルマといえます。 メカニズム面では、サイズが3Mを切っている点が画期的です。 ヴィッツとほとんど変わらない巾と高さで内部空間を確保しています。 ホイールベースも長さは短いものの巾はヴィッツ同等。 回転半径が3,9mと驚異的な小ささで、全長の短さも含めて取り回しは簡単そうです。 車重は890kgと軽自動車並み、これはクルマの体積(軽自動車と同等)を考えると納得の重さです。 CVT搭載で燃費はJC08モードで20.8km/lと標準的ですが、より広く重いフィットやデミオと同等なので、ちょっと微妙です。 マイナーチェンジで若干燃費が悪くなっていますが、これは誤差の範囲ともいえそうです。 アイドリングストップ付きのマニュアルは、21.2km/lまで良くなりますが、アイドリングストップ付きとしてはちょっとさびしいところでしょう。 またCVTにアイドリングストップが付かないのは、不思議なところです。 エンジンは3気筒のツインカム、多少振動面で不利ですが、エンジンの優れたマウント方法で実質気にならないでしょう。 1Lエンジンとしてパッソの1Lエンジンと同等ですが、吸気や排気がコンパクトな為か、パワーやトルクは若干落ちます。 しかし、車重を考えると軽でターボ付のクルマのエンジンと同等の数値で、かなり元気に走れそうなエンジンといえそうです。 1.3Lエンジンは最新の設計で、4気筒のロングストローク、Dual VVT−i付です。 パワーやトルクが上がっても燃費が変わらないので、お得感があります。 足回りやブレーキは標準的ですが、タイヤがしっかりしているので、見た目以上の安定感がありそうです。 さらにS−VSCやEBD付ABS&ブレーキアシストと、走行安定性をアシストしてくれる電子装備を満載している点は、安心感につながりそうです。 (ホイールベースが極端に短い為に動きがクイックとなるので、それを抑える為の装備なのかもしれません。) このクルマの最大のポイントは、コンパクトなサイズと小回りの利くところです。 3人までの乗車であれば快適ですが、大人の4人乗車は厳しいので、3人以下家族もしくはパーソナルカーが前提です。 価格にしてもヴィッツより高価ですから、コンパクトさに価値を見出せない場合はマイナス部分が大きくなってしまいます。 デザインについては、外観はまとまりのある良いデザインですが、内装は小さなボディーサイズがデザイン面でも無理を強いているような印象を受けてしまいます。 このあたりは、他のクルマのパーツを流用するコストダウンの悪影響が目に付いてしまいます。 コンセプトとしては、軽自動車を作らないトヨタが、意地で軽並みのコンパクトカーを作ったところが評価のポイントです。 ただクルマをコンパクトに押さえる為に、かなり無理をしている印象が強いことも確かなので、買う人を選ぶクルマといえそうです。 普通に考えれば、維持費が安く燃費がより良い最新の軽自動車が有利ですし、2シーターならスマートやコペンがあります。 サイズさえ気にしなければフィットやデミオが有利です。(税金面では不利ですが、差はわずかです) マニュアルグレードにアイドリングストップが付いていたり、1.3LCVTには7速モードが付いていたりと、趣味性が若干アップしています。 さらに2シーターも追加と興味深いマイナーチェンジなのですが、デザインや燃費など基本的な部分はそのままなので、微妙な立場の車であることには変わりが無いようです。 用語について トヨタ iQのグレード一覧です。
2012年05月マイナーチェンジ data:2012/05/11 トヨタ iQの仕様と装備へ ページトップへ 車を考える部屋 |
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