ハイブリッドカーの長所と短所は? ハイブリッドカーの経済性をチェック |
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ハイブリッドカーの長所と短所は? ハイブリッドカーの経済性をチェック ハイブリッドカーのクルマ作り 燃費が良い他のクルマとハイブリッドカー |
ハイブリッドカーが人気なのは、エコロジーなだけでなく経済的だという面があります。 そこでハイブリッドカーと他のクルマを、経済性からチェックしてみましょう。 比較するのはハイブリッドカーとコンパクトカーとコンパクトセダンです。 クルマの価格はハイブリッドカーが高くなりますが、どの程度の距離を走れば経済的に良くなるのか、確認してみましょう。 また、ハイブリッドカーと普通のクルマが併売されているクルマが幾つかありますが、その中から一番安価なシビックハイブリッドとシビックの経済性を比較して見ましょう。 比較する条件としては、ガソリン1Lが180円、燃費は10・15モードの燃費をそのまま採用します。 ガソリンが高めなのは、ガソリン代の高騰と実燃費が下がる分を考慮したためです。 メンテナンスにかかる費用は同じとして、ハイブリッドカーのバッテリー交換も無視します。 これは、将来的にバッテリーの交換価格が想定しにくいことと、このペースでハイブリッドカーの人気が続くとバッテリーのリサイクルにより価格が下がることが予想されるからです。 クルマの価格としては、車両価格のみ考えます。 ハイブリッドカーなどにはエコカー減税と補助金がありますが、値引きがなかったり、少なくなっています。 しかしエコカー減税の対象にならないクルマは、同額程度の値引きを行っているのが現状です。 そこで購入時にクルマにかかるコストは、車両価格のみで判断するべきなのです。 登録など他にかかる費用については、クルマが変わっても、ほとんど変わらないはずです。 比較するクルマは、ハイブリッドカーが燃費最高のプリウスです。 グレードはベーシックなLグレード、燃費が38km/Lと良好で、装備も通常の利用には十分です。 車両価格は205万円になります。 コンパクトカー代表は一番売れているフィット、とはいえプリウスと比較するにはちょっと役不足なので、最高グレードのRSグレードを選びます。 車両価格は157.5万円で、燃費は19.6km/Lです。 セダンタイプでは、シビックのベーシックグレードは1.8Gグレード。 1.8Lエンジンなので、対プリウスとしてもちょうど良いグレード、なおかつシビックハイブリッドとの比較にもぴったりです。 車両価格は193.725万円で、燃費は17.0km/Lです。 シビックハイブリッドのベーシックグレードは、MXBグレードです。 車両価格は228.9万円で、燃費は31km/Lです。 では実際にどのくらい経済性に差が出るのか、比べて見ましょう。 (費用は万円の単位で四捨五入します)
やはりハイブリッドカーの経済性は目立ちます。 セダンのシビックは3万kmも走ると、ハイブリッドカーのプリウスにトータルコストでも負けてしまうのです。 これだと、ハイブリッドカーが多少メンテナンスにコストがかかったとしても、経済的だといえるでしょう。 コンパクトカーのフィットと比べると、プリウスの経済的利点はかなり弱くなります。 走りを意識したフィットRSとトータルコストで同じになるまでに10万kmも走る必要があるのです。 個性的でフィットRSと同じくらいの燃費である、コンパクトカーのノートやキューブやデミオなら同様の結果となります。 コンパクトカーとハイブリッドカーは、経済面では同等といえそうです。 室内の広さや作りから考えても、ハイブリッドカーと日本製高級コンパクトカーは同等といえるのではないでしょうか。 ではシビックハイブリッドとシビックを比較すると、車両の価格差が35万円ほどです。 そしてトータルコストが逆転するのが7万km程度ですから、走行距離が8万km位になれば逆転できそうです。 逆に走行距離がこれ以下になってしまえば、ただ高いだけのクルマになってしまうのです。 やはりハイブリッドカーは、長く走れば走るほど、経済効果が高くなります。 逆に走行距離が短い場合は、コストが高いだけになってしまう可能性があるという点には、注意が必要でしょう。 ハイブリッドカーは長い距離を走ってはじめて、経済的に優位に立てるのです。 ページトップへ 車を考える部屋 |
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